最近ではインフラ運用のコード化が主流になりつつあるようで、業務でもCloudFormationやTerraformを使用する機会が増えております。本日は、CloudFormationのスタックを作成する方法として、スタック作成時に使用したAWS CLIコマンドをご紹介したいと思います。
AWS CLIでスタックを新規作成する方法
前提条件
・実行環境にスタック用のymlファイルを用意していること
AWS CLIコマンド
スタックを新規作成するコマンド
例)カレントディレクトリに02_ec2.ymlというファイルがある前提
aws cloudformation create-stack --stack-name <任意のスタック名> --template-body file://02_ec2.yml --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM
※ymlファイルでIAMの作成がある場合は、下記のオプションを付与する
–capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM
既存のスタックをアップデートするコマンド
例)カレントディレクトリに存在する02_ec2.ymlの更新内容を反映させる場合
aws cloudformation update-stack --stack-name <任意のスタック名> --template-body file://02_ec2.yml
テンプレートの検証コマンド
例)カレントディレクトリに存在する02_ec2.ymlの検証を行う場合
aws cloudformation validate-template --template-body file://02_ec2.yml
まとめ
CloudFormationスタックをAWS CLIから作成する場合はymlファイルを用意して、新規作成であれば「aws cloudformation update-stack コマンドを実行するだけでAWS環境が作成されます。
私はAWS環境で一時的な検証を行う場合は、CloudFormationで環境構築しております。環境が不要になった場合は、スタックを削除するだけで環境も削除できるので、非常に便利です。別の機会で、スタックの中身についても解説していきたいと思います。