AWS障害とは何かを詳しく解説します

AWS全般
AWS障害で〇〇社の支払いシステムが長時間使用できなくなりました等、 AWS障害に関するニュースを聞いたことがある方も多いと思います。

・AWSとはそもそも何なのか
・AWS障害とは何なのか
・AWS障害がなぜ他社のシステムに影響するのか
・AWS障害はどのように調べることができるのか

この記事を読んでいただくと、上記の疑問が解消します。

AWS障害とは何か

AWSとは何か

AWSは「Amazon Web Services」の略で、Amazonが提供しているWebサービスです。 クラウドコンピューティングを利用して、ストレージやデータベース、サーバなど、さまざまなサービスを提供しています。 クラウドコンピューティングが何かというと、インターネットを経由して様々なサービスを貸し出す方法のことです。 国内でも大企業を始め、多くの企業で利用されており、全世界で100万人以上、190ヶ国で使用されています。 詳しい内容は下記の記事でも紹介しております。

AWSでできることを分かり易く解説します

AWS障害とは何か

AWS障害とは、主にAWSが管理している設備で発生した物理的な障害のことを指します。 AWSのデータセンターは、リージョンと呼ばれる拠点が複数あり、日本国内にも東京と大阪に拠点があります。 また東京拠点の中でもアベイラビリティゾーンと呼ばれる拠点に分かれています。 例えば東京リージョンの1拠点で障害が発生した場合、その拠点の設備(リソース)を使用している企業のクラウドサービスに影響が出てしまいます。

AWS障害の実例

2021年9月2日に、AWS東京リージョンにて大規模障害が発生しました。原因はネットワークデバイスのバグとのことでした。 障害により、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のスマートフォン用アプリなどの金融系サービスが影響を受けたり、 全日空では羽田空港でチェックインを行うシステムに障害が発生するなど、ニュースでも大きく報道されました。

AWS障害の確認方法(公式)

AWS障害の確認方法ですが、「AWS サービスヘルスダッシュボード」にて確認を行うことができます。 システム管理者など、システムトラブルの切り分けでAWS障害の可能性を感じた場合は、AWS サービスヘルスダッシュボードを開いて、対象のAWSリソースを確認します。

AWSサービスは信用できるのか

AWSサービスは信用できます。まれに大規模な障害が発生することもありますが、設備事態の稼働率はSLAとして高い水準で保障されています。 障害が発生しても、期間や地域が限定的であることがほとんどです。 また、AWSの設備は冗長化構成を取っており、設備Aが故障しても、設備Bが動いているので大丈夫というような体制を取っています。 そのほか、サービスを使用する側にも、AWS障害のリスクについて考慮したシステム設計を推奨しており、 利用者側の努力でAWS障害の影響を最小限に抑えることもできています。

まとめ

・AWS障害はAWSが管理している設備で生じたトラブルのこと
・AWS障害により、AWSを利用している企業のサービスに影響が出る場合がある
・リアルタイムに確認する場合はAWS サービスヘルスダッシュボードを使用する
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