AWSでできることを分かり易く解説します

AWS全般
現役のAWSエンジニアである私が、AWSサービスの概要やできることを解説します。

AWSでできること

AWSとは何か

AWSは「Amazon Web Services」の略で、Amazonが提供しているWebサービスです。 クラウドコンピューティングを利用して、ストレージやデータベース、サーバなど、さまざまなサービスを提供しています。 ではAWSが利用しているクラウドコンピューティングが何かというと、インターネットを経由して様々なサービスを貸し出す方法のことです。 逆に、自社内にサーバなどの全ての設備を用意することを「オンプレミス」という呼び方をします。

クラウドコンピューティングの特徴

クラウドコンピューティングは、インターネットに接続できる環境さえあれば、 必要なサービスを必要な分だけ自分のシステムに導入して利用できるサービスです。 例えばWEBアプリケーションを構築運用する際に、 ユーザーがサーバなどの設備を用意する必要がありません。 必要なコストは、サービス利用料だけで 自社内にサーバを設置するオンプレミスよりも、初期費用が安くなり、維持費も不要となります

■クラウドコンピューティングのメリット

・社内サーバーが不要
インターネット環境だけあればよいので、自社内にサーバーを設置する必要が無いです。

・IT投資のリスク軽減
設備の購入や維持費が不要になることで、IT投資のリスクが軽減されます。

・常に最新でメンテナンスが不要
クラウドのリソースにおける設備維持は、AWSなどサービスを提供する側が行います。

・導入や維持に関する社内担当者の負担軽減
社内に設備を置く必要が無いので、オンプレに比べて社内担当者の負担も軽減されます。

■クラウドコンピューティングのデメリット

・サービス継続の不安
クラウドはサービス提供側が倒産してしまうと、サービスが継続できなくなります。 サービス導入前に利用者側で対策を検討する必要があります。

AWSでできること

AWSでは90以上のサービスを提供していて、下記のようなことができます。 また、必要なサービスだけ使用することができ、使用した金額しか課金されません。

Webサイトの運用
データ保存
コンテンツ配信
データベース利用
専用回線
AI活用
メール通知

AWSが選ばれる理由

・必要なサービスのみを選べる
先程のシートで話たとおり、必要なサービスだけ使用することが可能で、 不要なサービスに対しては、お金を払う必要がないです。

・従量課金制
AWSは初期費用がなく、費用もサービスを使った分だけです。 EC2というサービスでサーバーを立てた場合、 サーバーの電源を落としている時間は課金されません。

・パフォーマンスが高い
AWSのデータセンターは、世界各地に分散していて、 国内だけでなく世界に展開するサービスにもメリットがあります。 大規模なシステムやサービスの構築事例が豊富にあり、 パフォーマンスの高さも評価されています。

・セキュリティが高い
AWSはセキュリティに関しても実績があり、 セキュリティを強化するサービスも複数あります。

AWSの代表的なサービス

AWSのサービスは多々ありますが、代表的なサービスを3つほど紹介します。

EC2

一つ目はEC2です。EC2は、必要なときに必要な数だけ使用できる仮想レンタルサーバです。 AWSの中でもユーザー数の多いサービスです。OSもLinuxやWindowsサーバーを選ぶことができ、 マシンスペックも低いものから高いものまで選べます。

RDS

RDSはマネージド型のデータベースサービスです。 DBがインストールされたサーバーを利用することができます。 DBエンジンはMYSQL、Oracle、PostgreSQL、など複数から選べます。

AmazonS3

S3はAWSのストレージサービスです。 EC2サーバーとセットで使用することが多いです。 EC2やRDSのログの保存先として使われたりします。 他のAWSサービスのログ保管先としても使われることが多いのが特徴です。

まとめ

AWSはAmazonのクラウドコンピュータを利用したWEBサービスです。 初期費用が安いクラウドサービスのメリットと、90種類もある豊富なサービス数により、AWSが多く企業やユーザーに利用されています。
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