【AWS】他社取得ドメインを使用する時の設定ポイントを解説

AWS全般

サーバ運用をAWSに移行するにあたり、他社で取得したドメインを使用するケースがあると思います。 今回はAWSで他社ドメインを使用する時に設定が必要なる部分について記事を書きます。

・AWSで他社ドメインを使用する時の設定箇所
・ドメイン移行時のタイムラグについて
・WordpressやWEBサーバをAWSに移行する

この記事を読んで頂くと、上記の疑問が解決できます。

AWSで他社取得ドメインを使用する時の設定ポイント

前提

私は、さくらインターネット、Freenomで取得したドメインをAWSに設定した経験があります。 ドメインを取得した会社がどこであっても、設定する内容は共通している部分が多いです。 他社で運用していたサーバをAWS移行するという前提で、設定方法をご説明します。

AWS側の設定

AWS側の設定としては下記のような手順となります。

1.AWS側でサーバを作成する。(EC2,Lightsailなど)


2.作成したサーバに、グローバルIPを割り当てる。(ALBなどのロードバランサを使用する場合は必須ではない)

3.AWSのRoute53にて、他社で取得したドメインのホストゾーンを新規作成

4.ホストゾーンを作成すると、AWS側のネームサーバの情報が表示されるのでメモに控えておく

5.ホストゾーンにAレコードを追加して、サーバのグローバルIPアドレスを登録する。
(ロードバランサを使用する場合は、グローバルIPの代わりにエイリアスを登録)

他社側の設定

ドメインを管理している他社の管理画面での設定は下記となります。

1.管理画面で、ネームサーバー情報を、AWS側の設定の項番4で控えた内容に書き換える。

2.DNSサーバの切り替えに時間がかかる可能性があるため、ドメインに接続し、サイトが表示されるか確認する。

ハマるポイント

AWSで他社ドメインを使用する時の設定でハマりやすいのが、DNSサーバの切り替えです。 さくらインターネットで取得したドメインで作業した際は、切り替えに1時間くらいかかりました。 24時間程度かかる場合もあるそうです。ダウンタイムが発生するという意味です。

このタイムラグについては待つしか無いのですが、 タイムラグの影響でドメインに接続できないのか、設定が間違っているからなのかの 切り分けが難しいところです。

私の場合は、ブラウザからドメインに接続をして、 画面に表示されるエラーメッセージで、何が問題で接続できていないのかを確認するようにしていました。

まとめ

今回は、AWSで他社取得ドメインを使用する時の設定ポイントについて解説しました。 DNSサーバの切り替えは、ダウンタイムが生じる可能性があるため、 ダウンタイムを考慮したタイミングで作業することが望ましいと言えます。

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